- iTunesのおすすめ読み込み設定が知りたい
- iTunesでCDを高音質で取り込みたい
- 取り込みファイル形式でおすすめは?
iTunesでは音質やファイル形式がいろいろ設定できて便利ですが、どれを選べばいいか迷いますよね。
この記事では、iTunesでCDから音楽を取り込むときのおすすめ読み込み設定を解説します。
tori
この記事を書いた人
年間100枚以上のCDを借りるレンタルおたく。
レンタルのたびにパソコンに取り込むのが面倒で、
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- ラクレコ RR-PW2-WH/N
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メーカーからの商品提供…ではなくすべて自腹で購入しています!
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おすすめのiTunes読み込み設定
iTunesでCDを取り込むときのおすすめ読み込み設定をケース別に紹介します。
CDを取り込んだときの容量は次のとおり。
形式 | 1曲(4分) | CD1枚(60分) | 10GBだと… | アルバムだと… | |
---|---|---|---|---|---|
① | AAC(320kbps) | 8.93MB | 133.95MB | 1,146曲 | 95枚 |
MP3(320kbps) | 9.16MB | 137.4MB | 1,117曲 | 93枚 | |
② | AIFF | 40.4MB | 606MB | 253曲 | 21枚 |
③ | ALAC | 22.1MB | 331.5MB | 463曲 | 38枚 |
音質と容量をバランスよく取り込む設定
音質と容量をバランスよく取り込むならAAC形式を選びましょう。
元データの10~25%の容量まで圧縮でき、音質も聴いていて違和感のないレベルです。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
ステレオビットレート | 320kbps |
サンプルレート | 自動 |
チャンネル | 自動 |
可変ビットレート(VBR) | オン |
High Efficiency | オフ |
音声用に最適化 | オフ |
この設定でCDから音楽を取り込むと次の容量になります。
形式 | 1曲(4分) | CD1枚(60分) | 10GBだと… | アルバムだと… |
---|---|---|---|---|
AAC(320kbps) | 8.93MB | 133.95MB | 1,146曲 | 95枚 |
再生機器がAACに対応していない場合はMP3
AACに対応していない機器で聴く場合はMP3を使いましょう。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
ステレオビットレート | 320kbps |
可変ビットレート(VBR) | オン |
音質 | 最高 |
サンプルレート | 自動 |
チャンネル | 自動 |
ステレオモード | 自動 |
スマートエンコード調整 | オフ |
10kHz未満フィルタリング | オフ |
この設定でCDから音楽を取り込むと次の容量になります。
形式 | 1曲(4分) | CD1枚(60分) | 10GBだと… | アルバムだと… |
---|---|---|---|---|
MP3(320kbps) | 9.16MB | 137.4MB | 1,117曲 | 93枚 |
MP3のみ、VBRで「音質」設定ができます。
192kbpsで取り込む場合の音質設定の影響を比較してみます。
音質 | ビットレート | ファイルサイズ |
---|---|---|
VBRなし | 192kbps | 5.50MB |
最高 | 234kbps | 6.71MB |
最低 | 196kbps | 5.62MB |
「VBRなし」はすべて192kbpsで取り込んだ場合で、これが基準となります。
音質「最高」ではビットレートが234kbpsまで上がり、ファイルサイズも大きくなりました。
音質「最低」はビットレートは196kbpsまでしか上がっていません。
音質の違いは影響範囲が大きそうです。
最高音質でCDを取り込む設定
音質を劣化させたくない、最高音質でCDを取り込みたいならAIFF形式です。
圧縮せずに音質劣化なしで取り込めますが、ファイルサイズは大きくなります。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
サンプルレート | 自動 |
サンプルサイズ | 自動 |
チャンネル | 自動 |
この設定でCDから音楽を取り込むと次の容量になります。
形式 | 1曲(4分) | CD1枚(60分) | 10GBだと… | アルバムだと… |
---|---|---|---|---|
AIFF | 40.4MB | 606MB | 253曲 | 21枚 |
iTunesでWAVはおすすめしない
音質が劣化しない形式(非圧縮)でWAVもありますが、iTunesで管理するならおすすめしません。
iTunesではWAVのタグ情報(アーティスト名やアルバム名など)を管理できないからです。
タグ情報なしで何百曲も管理するのは現実的ではありません。
iTunesで最高音質で取り込みたいならAIFFを使いましょう。
高音質で容量もそれなりに抑えた設定
音質は落としたくないけど容量が足りないときはALAC形式が便利です。
元に戻せる可逆圧縮を採用しているので、容量を50~60%程度に抑えながら音質劣化なしで取り込めます。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
自動 |
ALACはすべて自動で読み込まれます。
設定できる項目はありません。
この設定でCDから音楽を取り込むと次の容量になります。
形式 | 1曲(4分) | CD1枚(60分) | 10GBだと… | アルバムだと… |
---|---|---|---|---|
ALAC | 22.1MB | 331.5MB | 463曲 | 38枚 |
iTunesの読み込み設定方法
iTunesの読み込み設定を変更する方法は次のとおりです。
iTunes読み込み設定の項目を解説
ここからはiTunes読み込み設定の項目を詳しく解説します。
読み込める(取り込める)ファイル形式
iTunesでCDから取り込めるのは次のファイル形式。
- AAC
- MP3
- ALAC(Apple Lossless)
- AIFF
- WAV
iTunesではFLAC形式は取り込めません。
読み込み設定項目一覧
設定項目 | 推奨値 | 内容 |
---|---|---|
ステレオビットレート | 320kbps | 音質を決める基本項目。 高いほど音質は向上するが、ファイルサイズも大きくなる。 |
サンプルレート | 自動 | 音楽の波形を1秒間にデジタルデータとして取り込む回数。 高いほど音質は向上するが、ファイルサイズも大きくなる。 CDは44.1kHz、ハイレゾ音源は96~192kHzが主流。 |
サンプルサイズ | 自動 | 各サンプルの保存に必要なビット数。 ビット深度とも呼ばれる。 CDは16ビット、ハイレゾ音源は24ビットが主流。 |
チャンネル | 自動 | 「モノラル」「ステレオ」を選択できる。 |
ステレオモード | 通常 | ビットレートが160kbps以下の場合、「ジョイントステレオ」で音質が向上。 |
可変ビットレート(VBR) | オン | 音楽の複雑さに応じて保存に使われるビット数が変化。 効率的に圧縮でき、高品質となる。 |
音質 | 最高 | VBRを有効にした場合のビットレートの最大値。 ※最小値はステレオビットレートの値となる |
High Efficiency | オフ | 低ビットレート(20~80kbps)で音質を最適化。 |
音声用に最適化 | オフ | オーディオブックやリスニング教材などを最適化。 |
スマートエンコード調整 | オフ | エンコード設定(読み込み設定)と音楽のソースを分析して自動で最適化。 |
10kHz未満フィルタリング | オフ | 聴こえない周波数にフィルタを適用し、ファイルサイズを圧縮。 |
ファイル形式別の設定項目
設定項目 | AAC | MP3 | AIFF | WAV |
---|---|---|---|---|
ステレオビットレート | ||||
サンプルレート | ||||
サンプルサイズ | ||||
チャンネル | ||||
ステレオモード | ||||
可変ビットレート(VBR) | ||||
音質 | ||||
High Efficiency | ||||
音声用に最適化 | ||||
スマートエンコード調整 | ||||
10kHz未満フィルタリング |
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