\ ポイント最大11倍! /

CD取り込みにおすすめの音楽ファイル形式・音質(ビットレート kbps)を解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
CD取り込みにおすすめの音楽ファイル形式・音質(ビットレート kbps)を解説
  • CD取り込みでおすすめの形式・音質は?
  • おすすめのビットレートは?
  • それぞれファイル容量(圧縮率)が知りたい

CDをスマホやパソコンに取り込むとき、ファイル形式音質設定がたくさんあって悩みますよね。

ズバリ、CD取り込みにおすすめの形式・音質は「AACで320kbps」です。

この記事では、CDを取り込むときのファイル形式・音質の選び方やおすすめを詳しく解説します。

CDレコ・ラクレコ・ロジテックをすべて買って検証

tori

この記事を書いた人

年間100枚以上のCDを借りるレンタルおたく

レンタルのたびにパソコンに取り込むのが面倒で、

  • CDレコ CD-6WW/E
  • ラクレコ RR-PW2-WH/N
  • ロジテック LDR-SM5WUVWH

を自腹で購入、快適CDライフを手に入れました。

メーカーからの商品提供…ではなくすべて自腹で購入しています!

CDレコ・ラクレコ・ロジテックをすべて買って検証

tori

この記事を書いた人

年間100枚以上のCDを借りるレンタルおたく

レンタルのたびにパソコンに取り込むのが面倒で、

  • CDレコ CD-6WW/E
  • ラクレコ RR-PW2-WH/N
  • ロジテック LDR-SM5WUVWH

を自腹で購入、快適CDライフを手に入れました。

メーカーからの商品提供…ではなくすべて自腹で購入しています!

目次

CD取り込みにおすすめの音楽ファイル形式

いきなり結論、CDから音楽を取り込むのにおすすめのファイル形式はAACです。

スクロールできます
形式圧縮方式拡張子音質容量汎用性備考
MP3非可逆圧縮.mp3古くから使われている
AAC.m4aなどMP3の後継規格
WMA.wmaWindowsの規格
FLAC可逆圧縮.flaciTunesは非対応
ALAC.m4aなどMac,iOSの標準規格
WAV非圧縮.wavタグ非対応が多い
AIFF.aiffなどMac,iOSの標準規格

AACは古くから使われてきたMP3の後継規格で、非常にバランスの取れたファイル形式。

普通に聴く分には十分な音質で、音楽を大量に保存できる容量に圧縮してくれます。

AACであれば最近の再生機器はほぼすべて(と言っても過言ではない)対応しています。

たいていの人はAACで保存しておけば十分です。

しかし、そうは言っても音楽の聴き方は人によって違います。

次からはあなたに合ったファイル形式・音質の選び方を紹介します。

CD取り込みの形式・音質(ビットレート)の選び方

CDを取り込むときに気にすることは次の2つです。

  • 保存容量
  • 音質(ビットレート)

基本的に音質が良くなれば、その分だけ保存容量も大きくなります。

スマホやパソコンの容量とも相談しながら形式・音質を決めていきましょう。

保存に必要な容量はどれくらい?

CDから音楽を取り込むときは、スマホやパソコンの容量を圧迫しないように圧縮しながら取り込むことになります。

音楽ファイルには圧縮形式が3種類ある

音楽ファイルには大きく3つの圧縮形式があり、それぞれ特徴が異なります。

圧縮形式特徴使用形式
非圧縮オリジナル音源のまま
音質劣化なし

データ容量が大きい
WAV、AIFF
可逆圧縮元に戻せる形式で圧縮
音質劣化なし
容量は半分程度(50~60%ほど)
FLAC、ALAC
非可逆圧縮余分な音を取り除いて圧縮
容量が小さい(10~25%ほど)
音質劣化あり
MP3、AAC

実際に必要な保存容量は…

今回検証したところ、60分のCDを取り込むのに非圧縮だと約600MB、可逆圧縮で約330MB、非可逆圧縮で約135MBの容量が必要でした。

形式1曲(4分)CD1枚(60分)
MP3(320kbps)9.16MB137.4MB
AAC(320kbps)8.93MB133.95MB
FLAC21.7MB325.5MB
ALAC22.1MB331.5MB
WAV44MB606MB
AIFF44MB606MB
60分のCDを取り込むのに必要な容量(MB)
非可逆圧縮(MP3,AAC)が圧倒的に容量が少なくてすむ

実際にCDを取り込んで検証しました。

実際の測定値はこちら
スクロールできます
MP3取り込み結果
AAC取り込み結果
FLAC取り込み結果
AAC取り込み結果
WAV取り込み結果
AIFF取り込み結果
形式CD1枚容量CD1枚圧縮率1曲(4分)容量1曲(4分)圧縮率
MP3(320kbps)119MB22.7%9.16MB22.7%
AAC(320kbps)118MB22.5%8.93MB22.1%
FLAC325MB62.0%21.7MB53.7%
ALAC329MB62.8%22.1MB54.7%
WAV524MB44MB
AIFF524MB44MB
Mr.Children「miss you」(13曲 52分)で検証

圧縮形式で容量にかなりの違いが出ることがわかったと思います。

次に10GBで保存できる曲数を計算してみると…

形式10GBで保存できる曲数アルバム(12曲)だと…
MP3(320kbps)1,117曲93枚
AAC(320kbps)1,146曲95枚
FLAC471曲39枚
ALAC463曲38枚
WAV253曲21枚
AIFF253曲21枚
10GBで保存できる曲数
非可逆圧縮(MP3,AAC)は多くの曲を保存できる

10GBでAACやMP3は1,100曲以上保存できるのに対し、FLACやALACはその半分以下、WAVやAIFFは4分の1以下です。

  • 非圧縮(WAV,AIFF)は容量をめっちゃ使う
  • 可逆圧縮(MP3,AAC)は容量をめっちゃ圧縮できる

どこまで音質を求める?

CDを取り込むときに多くの人が気にするのは、音質ではないでしょうか。

ですが、まずは次のサイトをご覧ください。

How Well Can You Hear Audio Quality?

  • WAV
  • MP3(320kbps)
  • MP3(128kbps)

3種類の音質の聴き比べテストができます。(WAVだと思うものを選んでください)

何問正解できましたか?

正直、余裕で全問正解♪なんて人はいなかったと思います。

つまり、音質はそこまで明確な違いがわかりにくいということです。

ちなみに管理人は全問不正解でした…

音質の良さは「非圧縮 ≧ 可逆圧縮 > 非可逆圧縮」となります。

つまり、「WAV,AIFF ≧ FLAC,ALAC > MP3,AAC」となります。

ビットレートって何?

ビットレートとは1秒間あたりの情報量のこと。

kbps」という単位が使われます。

ビットレートが大きいほど音質が良くなります

他にも「サンプルレート」「チャンネル」などの指標もありますが、とりあえずビットレートだけ抑えておけばOKです。

おすすめのビットレートは?

ビットレートは高いほど音質が良くなりますが、保存容量も増えます。

スクロールできます
ビットレート1曲(4分)CD1枚(60分)10GBだと…アルバムだと…
320kbps8.93MB133.95MB1,146曲95枚
256kbps7.16MB107.4MB1,430曲119枚
192kbps5.42MB81.3MB1,889曲157枚
128kbps3.63MB54.45MB2,820曲235枚
AAC形式のビットレート別の容量

ちなみにCDのビットレートは1411.2kbpsです

おすすめのビットレートは320kbps

ビットレートは取り込んだあとで下げることはできても、上げることはできないからです。

スマホやパソコンの空き容量があるなら320kbpsで取り込んでおきましょう。

320kbpsでも元の容量の4分の1程度まで圧縮してくれます。

FLACやALACのビットレートは?

可逆圧縮(FLAC、ALAC)では最適なビットレートを自動で決めてくれます。(可変ビットレート)

FLACやALACで取り込む場合はビットレートは気にする必要はありません。

再生時はCDと同じ1,411kbpsになります。

非圧縮(WAV、AIFF)ではビットレートはCDと同じ1,411kbpsになります。

WAVとFLACはどっちがいい?

どちらも音質的には劣化なしのWAVとFLAC。

FLACはWAVの50~60%程度の容量で保存しておけるので、コスパ良しです。

ただし、音質は「WAV = FLAC」は成立しても「WAV < FLAC」になることはありません。

とにかく最高の音質を求めるならWAVで保存しておくといいです。

ケース別おすすめの形式・音質

ケース別におすすめの形式・音質を紹介します。

ケースおすすめ形式・音質
音質と容量のバランスを重視したいAAC 320kbps
AAC非対応の機器で再生したいMP3 320kbps
ディスク容量に余裕があるFLAC、ALAC
とにかく音質を劣化させたくないWAV、AIFF

音質と容量のバランスを重視するならAAC

音質と容量のバランスが一番良いのはAAC形式。

元データの10~25%の容量まで圧縮できるので、少ない容量でも大量の曲を取り込めます。

音質も聴いていて違和感のないレベル。

何万円もするハイレゾ対応機器で聴き比べない限り、音質の違いはほとんどわかりません

ビットレートは320kbpsで取り込んでおけば、あとから自由に調整(256kbpsや192kbpsに変換)できます。

古いものなどAAC非対応の機器で再生するならMP3形式を使いましょう。

ディスク容量に余裕があるならFLAC

パソコンやスマホのディスク容量に余裕があるならFLACやALAC形式で取り込んでもよいでしょう。

圧縮率はAACやMP3に及びませんが、元のCDと同じ音質(音質劣化なし)で再生できるのが強みです。

ただし、再生機器によってはFLACやALACに対応していないので注意が必要です。

FLACとALACはどっちがいい?

普段利用している再生機器、音楽管理ソフトで決めてください。

FLACAndroid
Windows Media Player
ALACApple製品(iPhone,iPad,Mac)
iTuens

音にこだわる、劣化させたくないならWAV

保存容量は気にしない、とにかく音質重視ならWAVやAIFFで取り込みましょう。

元のCDと同じ音質を保って取り込みできます。

パソコンやスマホの容量がいっぱいになってきたら外付けHDDなどにコピーするか、空のCDにそのまま焼いて保存しておくという手もあります。

WAVとAIFFはどっちがいい?

WAVはWindows、AIFFはMacで主に使われてきました。

音質や容量はどちらもほぼ同じ。

対応機器はWAVの方が多いです。

iTunesではWAVのタグ情報(アーティスト名やアルバム名など)が管理できないので、AIFFを使いましょう。

AAC 320kbpsで取り込んでおけば十分

この記事のまとめ
  • 基本的にはAAC 320kbpsで取り込めばOK
  • ディスク容量に余裕があるならFLAC、ALAC
  • 音質を劣化させたくないならWAV、AIFF

よほど高価なハイレゾ対応機器で音楽を聴く人以外は、CDはAAC 320kbpsで取り込むのがおすすめ

保存容量が圧倒的に小さくなり、音質もCDとほとんど違いがわからないレベルです。

ディスク容量が足りない場合は、ビットレートを下げれば容量を節約できます。

ディスク容量に余裕がある人や、どうしても音質にこだわる人はFLAC、ALACやWAV、AIFFを試してみましょう。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次